3.4.3.2 CakePHPコアの環境設定変数

Configureクラスは、CakePHPの一連の環境設定変数を管理するために使用されます。これらの変数は、app/config/core.phpの中にあります。下記では、各変数の詳細とCakePHPアプリケーションにどのように影響するかを説明します。

環境変数設定 説明
debug CakePHPのデバッグ出力を変更します。

0 = 運用モード。出力しません。
1 = エラーと警告を表示します。
2 = エラー、警告、SQLを表示します。
3 = エラー、警告、SQL、コントローラの完全なdumpを表示します。
App.baseUrl CakePHPでApacheのmod_rewriteを使用しないのであれば、この定義をアンコメントしてください。.htaccessファイルを削除するのも忘れないようにしてください。
Routing.admin CakePHPの管理者ルート(admin routes)を活用する場合にはアンコメントします。使用したい管理者routeの名前をこの変数に設定してください。詳細な説明が後にもあります。
Cache.disable trueに設定すると、サイト全体のキャッシュが無効になります。
Cache.check trueに設定すると、ビューのキャッシュが有効になります。有効にするためにコントローラ内の設定も必要ですが、この変数によって、設定を調べるようになります。
Session.save CakePHPがどのセッションストレージを使用するかを指定します。

php = PHPのデフォルトのセッションストレージを使用します。
cake = セッションデータを /app/tmp の中に保存します。
database = セッションデータをデータベーステーブルの中に保存します。/app/config/sql/sessions.sqlにあるSQLファイルを使用して、テーブルを設定しておいてください。
Session.table セッション情報を保存するテーブル名(接頭辞[prefix]は含めません。)
Session.database セッション情報を保存するデータベース名。
Session.cookie セッションをtrackするのに用いられるクッキー名。
Session.timeout セッションタイムアウトの基本時間を秒で指定します。実際の時間は、Security.levelに依存します。
Session.start trueに設定すると、セッションが自動的に始まります。
Session.checkAgent falseに設定すると、リクエストの間にユーザエージェントが変更されていないかをCakePHPのセッションが確認しなくなります。
Security.level CakePHPのセキュリティレベルを設定します。'Session.timeout'で設定されたセッションタイムアウトの基本時間に、この設定による値をかけたものが最終的な値になります。

有効な値:
'high' = x 10
'medium' = x 100
'low' = x 300
Security.salt セキュリティを考慮したハッシングのために利用されるランダムな文字列です。
Acl.classname, Acl.database CakePHPのACL(アクセスコントロールリスト)機能で利用される定数です。詳細は Access Control Lists の章を見てください。

キャッシュの設定は、core.php にもあります。この点については後の章にもありますので参考にしてください。

Configureクラスは、サイトの動作中に、コアの環境設定を読み書きすることができます。たとえば、アプリケーションの中で、ある特定の部分だけデバッグ設定を変えたいというような場合などに特に便利です。